Collaborations 「際コーポレーション×京都陶磁器青年会」

器が、料理を呼ぶ

器がなければ料理は成り立たない。料理が盛られなければ、器はただの物体に過ぎない-。
全国に300店舗以上を運営する際コーポレーションの店舗で、京焼・清水焼の作家たちの作品がテーブルを演出している。それぞれのプロが感性を尽くした競演を、とくと。

際コーポレーション×京都陶磁器青年会

京焼・清水焼の若手陶芸家たちの作品が、京の和食店の食卓を彩っている。「レストラン運営を通して日本の美意識を再認識し、伝えていくこと」を謳う際コーポレーション(本社・東京都目黒区)の木村和義さんは、若手陶芸家たちの新しい感性に注目し、器と料理の競演をお客様に楽しんでいただくことを着想。木村さんのリクエストに応えながら、作家独自の発想を加えたこの世にひとつだけの器で美味しい料理に舌つづみ…、なんて贅沢な時間なんだろう。

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髙島慎一さんの作品。なかなかお目にかかれない、真っ赤な皿。「見た瞬間、“祝い”の場面で使ってみようと思った」と木村さん。髙島さん自身も「いったいどう使われるだろうかと興味があった」とのこと。

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白井弘樹さんによる三島手の椀。側面の模様はすべて手彫りというこまやかさ。名物の「柚子鍋」の取り皿に使われているが、「ちょっと大きめのこのサイズ感が柚子鍋の取り皿としてちょうどいいんです」と木村さん。

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岩田紘一さんによるお鍋。「すき焼きに使っているんですが、鉄板と違ってジワ~ッと熱が伝わりますので焼け方がマイルドです」と木村さん。サイズや色に関する木村さんのオーダーがとっても細かく、何度も作りましたと岩田さん。

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巖田健さんの作品は、素焼きの小ぶりなコンポート。釉薬がかかっていない素焼きの器を料理に使うことはあまりなかっただけに新鮮な印象だったと木村さん。調味料の色や匂いの付着を案じたが「まったく問題なし」というクオリティ。

【際コーポレーション】
全国で飲食店など約360を経営、京都市内でおよそ20店舗を運営していて、このうち、柚子屋旅館・祇をん豆寅 の2店舗などで若手陶芸家4人がつくった茶碗や湯飲み、土鍋など18種類が使われます。今後、ほかの店舗でも器の使用を広げていく予定です。

【京都陶磁器青年会】
京都の四つの「京焼・清水焼」の産地「五条」「清水焼団地」 「泉涌寺」 「日吉」の各青年会が団結した会員76名が所属する組織で、2014年7月に、京都の陶磁器産業を盛り上げていくために設立されました。

 

★この記事は、京都を「A」から「Z」で考えるWEBマガジン『BEACON MAGAZINE VOL.2 ~CRAFTS of KYOTO』に掲載されています。ぜひこちらから他の記事もご覧ください。
『BEACON MAGAZINE VOL.3 ~AQUA in KYOTO』
→→『BEACON MAGAZINE VOL.1 ~宇治・伏見のA to Z』

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