RAKURO / THE SHARE HOTELS


オリジナルの京都感

2018年5月8日、烏丸丸太町交差点から西に100mほどの丸太町通沿い南側に「RAKURO KYOTO」ホテルがオープンしました。実はこのホテル、BEACON KYOTOのチョイスによる「CRAFTS of KYOTO」要素が満載です。

浅田製瓦工場の敷瓦にスーツケースを持ったオリジナル鍾馗さんとダルマさん

京都の街ではおなじみの鍾馗さん。今回はホテルに設置ということで、スーツケースを持った鍾馗さんを特別に作ってもらいました。ホテル入口の軒先と中庭でお客様の旅の安全を見守っていただいています。

浅田製瓦工場の先代が型を起こしたというダルマさん。他では見たことのない表情をしています。フロントのカウンターでチェックアウトの際のカードキー受け取りを担当してもらっています。

平安時代と同じ手法で作られた尺角(30cm角)の敷瓦は中庭に。1000年以上昔の遺跡からも発掘される瓦は、時が経つにつれてその風合いを増していきます。

洸春陶苑の髙島慎一さんによるフロント壁面タイルや誘導サイン、マグカップと小皿のセット

京都でオリジナルのタイルを作りたい。そう思った時には既に京都のタイル産業はほぼ消滅していました。今回はタイルの生地を切り出すところから始まり、「いっちん」による絵付けもすべて手作業でお願いしました。その結果できた数百枚のタイルによって埋め尽くされた壁面は、手作業ならではの温かみのあるものになりました。



各フロアの誘導サインやトイレのサインも清水焼のプレートでできています。全部一筆書き!

客室の備品にはこれも手書きのマグカップと小皿。マグカップには各国語で「良い旅を」を意味する言葉と、旅にまつわる日本語のことわざが書かれています。全部で5種類!

西陣織のアート裕さんによる西陣織とレザーのカードキーケース

お客様がホテルに来て最初に手にするのが部屋の鍵。カードキーは西陣織の生地とレザーをあわせたオリジナルのケースに入れて手渡されます。サイズやポケットの深さなど、色々試行錯誤した結果、ちょうどいい形になりました。

竹平商店さんによる竹簾グラスマット

客室洗面台横のグラスマットには京都の銘竹が使われています。もともと簾(すだれ)として提案していたものをそのままサイズ変更してグラスマットにアレンジ。太さの違う2種類の竹ひごと、色味をあわせた糸の組み合わせで繊細で上品なアイテムになりました。

初登場!京北のカモノセログさんによる京都府内産の樹齢200年天然杉丸太の荷物台



フロントカウンターの前で荷物を置いたりちょっと腰掛けたり。今回は直径1mはあろうかという樹齢200年の杉の大木から六角形のスツールを切り出してもらいました。オイルだけのシンプルな仕上げで枝や節をあえて見せることで、この木の過ごしてきた時の流れを感じられるものになりました。

BEACON KYOTOとしてカモノセログさんとお付き合いするのは今回が初めて。京都の杉というと入念に手入れされ真っ直ぐに育てられる「北山杉」が有名ですが、 ここではそれ以前の京都の林業のスタイルである実生の天然木を中心に取り扱っています。

これだけ大きな丸太だと大人4人がかりでも扱いには一苦労です。


以上、これだけ色々な「京もの」を取り入れたホテルは京都でも他にはないんじゃないでしょうか。しかも、全部オリジナルの製品です。企画・デザイン・製造それぞれの立場の人たちがお互いの意見をしっかり聞いて、現場も見に行ったりしながら問題解決のアイデアや方法を模索することができたということが今回の成果につながったと思います。その中で、通訳・翻訳係としてのBEACON KYOTOの役割を実感するプロジェクトでした。京都にお越しの際はRAKURO KYOTOにぜひお立ち寄りください。

<RAKURO / THE SHARE HOTELS>
住所:京都市中京区常真横町186 (地図)
TEL:075-221-0960
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