Salon de KANBAYASHI

旧家の蔵で気軽に楽しむ日本茶

―文:中村慶子、写真:佐藤佑樹

 

「Salon de KANBAYASHI/上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん)」は創業450年を数える宇治の老舗茶舗・上林春松本店と、「気軽に日本茶を楽しんでほしい」という想いのもとコラボレーションして開いたカフェ。八坂の塔のすぐそば、「アカガネリゾート京都東山1925」の門構えをくぐった先にあります。

この(アカガネ)リゾート全体が、老舗銅加工メーカーのオーナー宅をリノベーションした施設。カフェは保管庫だった土蔵を修復しました。店内は太い梁が存在感を放つ、和モダンでひっそり静かな空間。室町時代から14代受け継がれる上林春松本店の銘茶をいただくのにふさわしい場です。

上林春松本店は、幕府の茶の御用を務める最高位の御茶師として栄え、現代では急須でいれたような味わいのペットボトル入り緑茶「綾鷹」の開発協力でも有名。こちらの老舗に伝わるのが、「合組(ごうぐみ)」と呼ばれるブレンドの確固たる技術です。煎茶の「オリジナルブレンド(750円)」を注文すると茶器一式が運ばれ、日本茶に精通したスタッフがおいしい淹れ方をレクチャーしながら淹れてくれました。最初は100度のお湯を、湯飲みを温めつつ湯冷ましを用いて適温に。最も美味しいとされる85度で急須に入れ、待つこと1分半。最後の一滴まで注ぎ切ったお茶は、爽やかさの中にほろ苦みや香ばしさがあり、ブレンドの妙が感じられました。

玉露(900円~)など計5種の日本茶が楽しめるほか、パティシエ手作りの「抹茶白玉ぜんざい(600円)」や季節のデザート(写真下は今年のクリスマス限定スイーツ)もそろいます。日本茶専門のカフェではなくコーヒーなど他の飲み物もあり、気軽に日本文化が感じられるお店です。 

 

Salon de KANBAYASHI/上林春松本店

住所:京都市東山区下河原通高台寺塔之前上ル金園町400-1 アカガネリゾート京都東山1925内(地図

TEL:075-551-3633

営業時間:11:30~17:00

定休日:火曜、土日祝は不定休

WEBサイト:http://salondekanbayashi.com/

★TRAVEL IDEA「京都に行ったらやりたいこと10 ~お茶をいただく」はこれで終了です。他のTRAVEL IDEAもぜひご覧ください。

★京都に行ったらやりたいこと10
①寺社仏閣をめぐる
②お土産を買う
③嵐山・嵯峨野をめぐる
④京料理をいただく
⑤きものを着る
⑥お茶をいただく
⑦海の幸をいただく
⑧町家のお店に行く
⑨伝統文化に触れる
⑩自然を感じる

LINEで送る