佳肴 岡もと

その日オススメの食材を贅沢に使った本格派京料理

―文:佐藤和佳子、写真:瀧本加奈子

 

京都へ訪れたら、やはり京料理は食べてみたい。とはいえ敷居が高くて…という人にもおすすめなのが、料理店が軒を連ねる祇園界隈から少し離れた東山五条に立つ「佳肴 岡もと」。こちらは吉兆や秋山など名料理店で修行を積んだ若き料理人・岡本良太(おかもとりょうた)さんが営む料理店です。

玄関を入ると、ゆったりとしたカウンターが8席。料理はおまかせ(11,800円)のみで、明石などから仕入れる魚と契約農家から届く野菜を使い、先付から八寸、炊き合わせなど、古典的な料理から、わっと驚くような楽しい料理を織り交ぜた約10品がいただけます。こちらは料理の味もさることながらカウンターと厨房の高さがほぼ同じで、岡本さんの手元が見えるのも魅力。魚をさばいたり、飾り包丁を入れたりと美しく繊細な手付きはライブ感満載で見とれてしまいます。

お造りは、タチウオ、タイ、サワラ。上からスダチと土佐しょう油の餡をかけていただきます。魚は明石から送ってもらっており、鮮度抜群。たっぷり乗せたワサビは、お酒のアテにもオススメです。

焙烙の上に焼いた小石を乗せ、青々とした笹を敷いて炙ったアナゴを乗せたらお酒を入れて蓋を。蓋を取ると、じゅわ~という音と共に湯気が一気に立ち上り、ユズの良い香りが辺りに広がります。

そして素麺南京とオクラを合えた上にアナゴ、さらに自家製イクラをかけた鮮やかな逸品も。

コース料理最後のシメとしてサーブされるさば寿司は人気の一品。塩のみで漬けた本しばを刻んで酢飯に混ぜ込み、鯖、そして酢としょう油に漬けた大葉を乗せたユニークなさば寿司です。冬は本しばに代わって、すぐき漬けを混ぜ込むというひと工夫も加えられます。

また全国から選び抜いた日本酒を常時60種類も揃え、料理や好みに合わせて選んでもらうこともできます。お酒は小さなお猪口やグラスで少量ずつ。なので料理毎にお酒を合わせていただくという贅沢な楽しみ方ができるのも嬉しいところ。味も爽快なものから芳醇なものまでバリエーションも豊かで「しっかりとした味の料理に軽快な味のお酒を合わせるのもいいですし、逆にキリッと酸度の高いお酒を合わせるのもいいですね」と岡本さん。

岡本さんの気さくな人柄と楽しい会話に楽しいひと時がすごせると、男女とも一人客が多いのもうなずけます。

 

 

佳肴 岡もと

住所:京都市東山区常盤町470-4(地図

TEL:075-551-1055

営業時間:17:30~22:00(L.O)

定休日:月曜日・最終週日曜日

★TRAVEL IDEA「京都に行ったらやりたいこと10 ~京料理をいただく」、次にご紹介するSPOTは「露庵 菊乃井」です。

★京都に行ったらやりたいこと10
①寺社仏閣をめぐる
②お土産を買う
③嵐山・嵯峨野をめぐる
④京料理をいただく
⑤きものを着る
⑥お茶をいただく
⑦海の幸をいただく
⑧町家のお店に行く
⑨伝統文化に触れる
⑩自然を感じる

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