八坂神社

祇園祭で知られる京都の古社 

―文:林宏樹

 

京都の人は「祇園さん」と親しみを込めて呼ぶ八坂神社。明治維新のときに出された神仏分離令以前は、祇園社、祇園感神院などと呼ばれていました。京都のメインストリートのひとつ、四条通の東の突き当たりにある鮮やかな朱色の西楼門は、周辺のランドマークになっています。

主祭神として、素戔嗚尊、櫛稲田姫命、八柱御子神の三神を祀っているほか、本殿には合計十三座が祀られています。

この本殿は、別棟とするのが一般的な本殿と拝殿を、一つの屋根で覆った「祇園造」という独特の様式になっていて、重要文化財に指定されています。

神社の創建には諸説ありますが、斉明2年(656)に朝鮮半島の高麗より日本にやってきた伊利之が、新羅国牛頭山の素戔嗚尊を山城国愛宕郡八坂郷の地に祀ったことが始まりとされます。また、一説には貞観18年(876)南都興福寺の僧・円如が建立したともされています。

 

祇園祭は、日本三大祭に数えられ、古くは祇園御霊会と呼ばれた八坂神社の祭礼です。貞観11年(869)日本各地に疫病が流行した際、当時の国の数66ヶ国にちなんで66本の矛を神泉苑に立て、祇園の神を祀り、さらに神輿を送って、災厄の除去を祈ったことにはじまります。

お祭りは、ハイライトとなる7月17日の前祭の山鉾巡行、神輿が御旅所まで渡御する神幸祭、7月24日の後祭の山鉾巡行、花傘巡行、神輿が八坂神社に戻る還幸祭を中心に、7月1日から31日まで一ヶ月間にわたって執り行われます。

 

八坂神社

住所:京都市東山区祇園町北側625(地図

TEL:075-561-6155

時間・料金:境内自由

WEBサイト:http://www.yasaka-jinja.or.jp/

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★京都に行ったらやりたいこと10
①寺社仏閣をめぐる
②お土産を買う
③嵐山・嵯峨野をめぐる
④京料理をいただく
⑤きものを着る
⑥お茶をいただく
⑦海の幸をいただく
⑧町家のお店に行く
⑨伝統文化に触れる
⑩自然を感じる

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