錦市場お土産

「京の台所」錦市場でお土産探し

 

京都の目抜き通りである四条通の1本北、錦小路の東西約400mの間に約130店ものお店が所狭しと並ぶ錦市場。平安時代にはすでに市が立っていたとされ、江戸時代には幕府公認の魚市場になりました。歴史ある市場は、現在も「京の台所」と呼ばれるに相応しく食料品店が立ち並び、お土産を品定めするのも楽しいストリートです。

 

 

錦・高倉屋

糠漬の香りに誘われて、旬の漬物選び

―文:林宏樹、写真:岡タカシ 

寺町通から錦市場に入って最初のお店が、季節のお漬物が並ぶ錦・高倉屋さん。幾重にも飾られた提灯に目が奪われますが、お店の前まで来ると糠漬けの香りに思わず足が止まってしまいます。

お客さんの「どぼ漬ちょうだい」の注文に、お店の方がビニール袋を器用に裏返して樽から糠漬を取り出す様子は、見ているだけで市場での買い物の楽しさを感じさせてくれます。

旬の野菜を使ったお漬物屋さんは、時季によって並んでいるものが異なるのも、季節感があって面白いところ。

取材時はちょうど夏から秋へと売り場が変わる時季で、浅漬の棚には夏の定番、胡瓜や茄子の隣に、秋の到来を告げる壬生菜や赤蕪が並んでいました。

錦・高倉屋さんでは追加料金800円(税込)で、贈答用に竹籠に商品を入れ、オリジナルの風呂敷で包んで下さるサービスもあります。京都土産に風呂敷包みを提げていけば、贈られる側の表情も思わず崩れてしまうことでしょう。

その場でお漬物が食べたいという方は、お隣の錦・高倉屋さん直営の立ち呑み「賀花」へどうぞ。錦市場の往来を眺めながらつまむヌカ漬は最高です。

運がよければ、錦・高倉屋店主で酒場ライターのバッキー井上さんに会えるかもしれません。

 

錦・高倉屋

住所:京都市中京区錦小路寺町西入ル東大文字町289-2(地図

TEL:   075-231-0081

営業時間:10:00~18:30(立ち呑み 賀花は12:00~20:00)

定休日:なし(正月休業)

WEBサイト:http://www.takakuraya.jp/

 

 

黒豆茶庵 北尾

丹波の恵み・黒豆のお菓子を小箱に詰めて

―文:林宏樹、写真:岡タカシ 

 

次は、錦市場の中ほどにある黒豆専門店の北尾さんへ。

おせち料理に欠かせない食材のひとつでもある黒豆。「北尾さんの黒豆でないとふっくら炊けへん」と指名買いをするお客さんも多いこちらのお店。創業は文久2年(1862)、丹波の黒豆をはじめとした食材や、かつては丹波口周辺の名産だったセリを扱ってきた老舗です。

その北尾さんが看板品種として扱っているのが、ブランド黒豆の「新丹波黒」。大粒で甘みのある新丹波黒は、いろいろな加工品としても販売されているので、お土産としても人気です。

中でも京都の風景を描いた小箱に入れてもらえる豆菓子は、箱の絵柄を選ぶ楽しさも加わってお土産にぴったり。中身も黒豆を独自の製法で炊きあげた「豆しぼり(90g・594円、45g・432円)」や、それを宇治抹茶で包んだ「抹茶黒豆しぼり(65g・583円、40g・432円)」、アラレに黒豆きなこをまぶした「ぼりぼり(45g・394円、18g・ 339円)」など、約10種から選べます。

お土産選びだけでなく、店の奥の町家を活かした喫茶で黒豆を使った甘味や食事を楽しめるのも、黒豆茶庵北尾さんの嬉しいところ。黒豆豆腐や黒豆納豆の天ぷらなど、黒豆づくしの「黒豆御膳(1,234円)」は、黒豆の意外な調理法だけでなく、その美味しさを存分に堪能することができます。

 

黒豆茶庵 北尾 京の台所・錦店(くろまめさあんきたお)〉

住所:京都市中京区錦小路通麩屋町西入東魚屋町192(地図)

TEL:075-212-0088

営業時間:10:00〜18:00(喫茶は11:00~17:00L.O.)

定休日:水曜(喫茶は火・水曜)

WEBサイト:http://www.kitaoshoji.co.jp/

 

 

 

三木鶏卵

奥深い味のだし巻きとアンパン

―文:中村慶子、写真:本間腕

 

三木鶏卵は1928(昭和3)年創業のだし巻き卵専門店。鮮やかな黄色で食卓を彩るだし巻はお正月のおせち料理にもかかせない一品で、年末は1日1000本近く売れるほど京都の人々に愛されています。

甘みやコクの強い利尻昆布からとる秘伝ダシと新鮮卵のバランスが絶妙。職人さんたちが特注の細長い銅鍋を使って素早く巻き上げるのを、店先から見ることができます。定番の「だし巻」は大1100円、小480円。うなぎのかば焼き入りの「う巻」(1360円)やカニの身などが入った「かやく巻」(1050円)もあります。

だし巻き卵に加えて、「もっと卵のおいしさを伝えたい」と新しく開発したのが「黄味餡ぱん」(170円)です。黄身餡は平飼いの有精卵など3種の卵黄をブレンドした深い味わい。生地にも柔らかさを出すためたっぷり卵を使っており、卵屋さんならではのアンパンです。小さめサイズなので食べ歩きにもぴったり。一口サイズが箱に5個入った「小玉黄味餡ぱん」(450円)はお土産に最適です。

 

  

三木鶏卵

住所:京都市中京区錦小路通富小路西入ル東魚屋町182(地図

TEL:075-221-1585

時間:9:00~18:00

定休日:なし(年始除く)

WEBサイト:http://www.mikikeiran.com

★TRAVEL IDEA「京都に行ったらやりたいこと10 ~お土産を買う」、次にご紹介するSPOTは「祇園町北側」です。

★京都に行ったらやりたいこと10
①寺社仏閣をめぐる
②お土産を買う
③嵐山・嵯峨野をめぐる
④京料理をいただく
⑤きものを着る
⑥お茶をいただく
⑦海の幸をいただく
⑧町家のお店に行く
⑨伝統文化に触れる
⑩自然を感じる

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