Mayday

日英のフュージョンが楽しめるスタイリッシュなバー

―文:中村慶子、写真:本間腕

 

北大路・紫竹界隈をめぐるTRAVEL IDEAの案内人、古川聡さんが営むバーは北大路通りにあります。夜のまちに浮かび上がった外観が、外国の酒場のようにおしゃれで目を引きます。

店内も期待を裏切らないスタイリッシュな空間が広がります。壁にたくさんのアートポスターがかかったテーブル席が手前にあり、奥はカウンター席。レンガ積みの上にアフリカ材の一枚板が載ったこだわりのバーカウンターです。カウンターに座ると、後ろにウイスキーの瓶がズラリと見え、ふと見上げるとウイスキーの語源「UISGEBEATHA(ウシュクベーハ)」の文字。かと思えば、ウイスキーの瓶に囲まれた絵は、よく見ると尾形光琳作「白梅図」を連想させるような金箔を施した日本画です。横を向けばライトアップされた坪庭が鑑賞できるのも驚きで、「店のテーマは、日本とイギリスの融合です」と古川さん。このテーマには、古川さんの興味深い経歴が関係しています。

渡欧したのは19歳のとき。イギリス、スペイン、イタリアで計4年間生活していたという古川さん。伊・フィレンチェ滞在時にこの店と同名のバーでアルバイトしたのがきっかけで、「お酒が好きで、人と話すのも好き」と将来自分のバーを持つことを志しました。「国際的なまちで語学力も生かせたら」と帰国後は京都へ。京都のバーで計7年間ほど経験を積み、2013年に念願をかなえた店には、海外生活で得た知識や経験、異国から見つめた日本への思いなどが、いろいろ詰まっているというわけです。

ウイスキーはスコッチを中心に約50種の品ぞろえです。ワインの樽で寝かせた華やかな風味の「オールドパース」(700円)は女性に人気。度数57度のピートが効いた個性的なシングルモルト「ポートアスケイグ」(1000円)は通好み。などと、初心者からウイスキー通までが楽しめるラインナップです。ウイスキー以外でも、スコットランドのジン「ヘンドリックス」を英国のトニックウォーターで割ってキュウリのスライスを添えた「キューカンバー入りジントニック」(800円)は爽やかな風味でお薦めです。

お酒のお供には、イギリスを代表する「フィッシュ&チップス」(1100円)、自家燻製した「ピスタチオ」(600円)や「カマンベール」(700円)、「自家製生チョコレート」(700円)などがお薦め。一杯ずつ挽き立ての豆で淹れる「コーヒー」(500円)がおいしいのも魅力で、コーヒーを目当てに来たり、お酒の後に飲んだりとファンが多いそうです。日英のインテリアアートを楽しみながら、スコッチウイスキーに酔いしれる。休日の締めくくりにそんな時間はいかがでしょう。

 

Mayday

住所:京都市北区紫野雲林院町47-2(地図

TEL:075-354-6162

営業時間:19:00~翌1:00

定休日:木曜

WEBサイト:https://www.facebook.com/MaydayKyoto/

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