GORDO DELGADO

ランチから軽く1杯まで。親しみやすい本場イタリアのバル気分が味わえる

―文:深井元恵、写真:本間腕

 

北大路通沿い、斜め前に大徳寺大伽藍の深い緑を望む場所に、バル&トラットリア「GORDO DELGADO」はあります。

通りに面してはいますが、ドアは横の路地を折れたとこに隠れるように配され、街角にさりげなく佇むといった風情です。店内はテーブル4席、カウンター8席。「広く見せようとはあえてしていません。こじんまりとしたよさを生かして、懐に包まれるような心地で、食事やお酒を楽しんでいただけたらと思っています」、とオーナーの辻本真也さん。なるほど、飲食店には珍しいブルーの壁は海の底を思わせ、オレンジ色の天井はどこか穴蔵の雰囲気で……。カジュアルに利用でき、かつ大人に似合う落ち着きを併せ持つ居心地のよい空間です。

ランチは牛肉のグリエなど4種類。特に人気の「パスタランチ」は、パスタを、季節の食材を使う日替わりを含む4種類からチョイスでき、サラダ、パン付き(900円)。「仕事をされている方に満足感をご提供したい」、とシェフの清水康介さんが言うように、男性にも十分といえるボリュームです。時間のあるときや休日には、これにさらに前菜盛り合わせの付くBセット(1400円)がおすすめ。前菜は5種類前後が盛られディナー時と同じ内容です。旬の野菜や魚介は余分な手は加えず素材そのものの風味を生かし、「全体の味わいにメリハリを持たせるようにしています」、とシェフ。ランチタイムからワインがすすみそう。

「イタリアの庶民的なレストランやバルの味が好き」、というシェフ。「ランチにもその要素は取り入れていますが、ことに夜のアラカルトはその傾向が強いです」。たとえば塩辛い、スパイシーといった、ワインに合う主張のある料理がこの店の持ち味。「ヨーロッパからのお客様に、“懐かしい味”、と言ってもらえたことがとてもうれしかったですね」。

昼夜を問わずカフェや軽く一杯、という使い方もOK(昼はランチのみ対応の場合有)。カウンター席は背もたれのない丸椅子なので、軽く腰掛けてスタンディング感覚でお酒を楽しめるのがなんだか粋。「ワイン中心ですが、ビールサーバーも2基あって、定番の生ビールと日替わりで輸入ビールもお出しています」。そう聞けば、今度は夜にゆっくり来てみたい!という気持ちが高まります。おまけにアラカルトメニューは300円~で、22時以降は生ビール、カクテル、カフェメニューが半額に。いつでもふらっと来店できるご近所さんが、心底うらやましくなりました。

 

GORDO DELGADO(ゴルド デルガド)

住所:京都市北区紫野雲林院町22(地図

TEL:075-432-1731

時間:12:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~25:00(L.O.24:30)

定休日:日曜日、第1月曜日

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