Furniture&General Store KIJIRUSHI

シンプルながら長く付き合える家具や雑貨と出合う

―文:中村慶子、写真:大島拓也

 

細い大徳寺通りを散策しながら北上すると、「Furniture&General Store KIJIRUSHI」にたどり着きました。1階部分がコンクリート打ちっぱなし、2階部分がレンガ張りのシックな建物。矢印の看板に導かれるように店内へお邪魔します。

こちらは定番家具やオーダーメイド家具などを手がける「家具屋 木印」のショールーム。家具職人歴13年の溝上吉郎さんが作る家具のほか、奥さまの良子さんがセレクトした雑貨や洋服などを取り扱っています。

溝上さんの家具は主に、木目が美しいことで知られるナラの無垢材を使用し、ナチュラルなオイル仕上げで作っています。テーマは人の生活に寄り添い、ともに年を重ねる「未来のヴィンテージ」。「丈夫なことはもちろん、無駄がなく意味のあるデザインの家具こそが、未来のヴィンテージに育っていくと思います」。言葉を選びながら丁寧に話す溝上さんの人柄は、家具にもにじみ出ています。テーブルの縁の自然な丸み、チェアの背もたれのアール…。眺めるだけでなく手に触れるとより滑らかさや温かさが伝わってきて、削ったり、磨いたりと細かく加工を重ねる溝上さんの姿が目に浮かぶようです。

オリジナルの小物もそろっています。「クリップボード」はA7サイズ(1404円)からA4サイズ(4014円)まで8種あり、内蔵マグネット付き(プラス1000円)も。伝票などをはさんでオフィスで使ったり、マグネット付きは冷蔵庫に張り付けたりと幅広い用途に使えます。持ち手部分のウォールナット材がアクセントとなった「カッティングボード」(小7344円、大9180円)はインテリアの一部になるおしゃれなデザイン。端材を用いた丸い「バッジ」(1404円)は、お好みの木目を探し、迷う楽しさが味わえます。

ほかにも木印の家具や小物と同じように、シンプルで長い間付き合えるものたちを国内外からセレクト。地場産業をいかしたものづくりに取り組む「COMMONO reproducts(コモノリプロダクツ)(名古屋市)」のウエアや「persica(ペルシカ)」(久留米市)の国産デッキシューズ「SOLS」をはじめ、ヴィンテージのランプ、アメリカのカゴ、ポーランドのガラス容器なども取り扱っています。

「2015年にここがオープンするまで、お客さんには自宅の一角に来てもらっていました。念願かなってオープンした実店舗には、家具の相談や購入だけでなく、気軽に訪れてほしいとの思いから、幅広い商品を取り扱っています」と溝上さん。丹念に作られた家具と、丁寧にセレクトされたものたちに触れる、上質な時間をお過ごしください。

 

Furniture&General Store KIJIRUSHI

住所:京都市北区紫竹上緑町26-1(地図

TEL:075-406-7206

時間:11:00~17:00

営業日:木曜、金曜、土曜、第1日曜

WEBサイト:http://kijirushi.net

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