京都鉄道博物館

世代を超えて楽しめる、鉄道エンターテイメント 

―文:大河内ゆかり、写真:岡タカシ

 

全53両の鉄道を有する日本最大級の鉄道博物館が京都にグランドオープン。でも鉄道ファンしか楽しめないのでは・・・? 一歩中に入るとそんな疑問はかき消され、素直に鉄子・鉄男になってしまえるのが不思議です。スケール感のある展示ながら細かな切り口で楽しませる工夫がいっぱい。車両展示のみならず体験コーナーも充実していて、さまざまな角度から鉄道の世界を体感できます。

1Fには鉄道ファンも涙する貴重な車両を数々展示。プラットフォームをイメージしたプロムナードでは、懐かしい0系新幹線などを編成した形で見られます。寝台特急「ブルートレイン」の食堂車もあり、車内でお弁当や軽食を食べることができます。

本館に入ると重要文化財に指定された国産最古の量産形蒸気機関車223号がお出迎え。世界最速を誇った500系新幹線、世界初の寝台電車「日光」、国鉄の代表的な特急列車「雷鳥」がラインナップし、日本の鉄道の進化を一目で印象付けます。ちなみに京都鉄道博物感の自慢はC62形蒸気機関車や0系新幹線などトップナンバー19両のコレクション。各形式で最初に作られたとても貴重な車両が見られるのも魅力です。

2Fは体験展示が満載。鉄道ジオラマコーナーでは、仮想の街に約1/80スケールのさまざまな鉄道が行き交う15分の実演が大人気です。一日の流れに沿って実際の走行さながらに楽しめるのがポイント。日によってプログラムが変わることもあるそうなので、はやぶさとドクターイエローがすれ違うというようなレアな光景も見られるかも。

また運転士の訓練で使用されている「運転シミュレータ」にチャレンジしたり、スケルトンの自動改札機で切符が処理されるしくみを見るのも興味深い体験です。

さらに国内随一のSLコレクションも見どころ。扇形車庫には整備された20両の蒸気機関車を収蔵、現役で本線を走っているものもあるそうです。そのうちの1両が「SLスチーム号」として公園内往復で約1kmを定期運行。立ち上がる煙や汽笛の響きが旅情をそそり、10分ほどのプチSL旅体験を楽しめます。最終運転終了後には転車台で機関車が方向転換する光景も見られます。

本館3Fのスカイテラスもぜひ立ち寄って欲しいポイント。京都市内を一望する景色と共に、新幹線から貨物列車まで多彩な車両が分刻みで行き交う様子が見られます。珍しい列車の“出待ち”をするのも楽しいひとときです。

このようにバラエティに富んだ内容で大人も楽しめる京都鉄道博物館。落ち着いて見て回るなら平日の午後がおすすめです。

 

京都鉄道博物館

住所:京都市下京区観喜寺町(地図

TEL:075-323-7334

時間:10:00~17:30 ※入館は17:00まで

休み:水曜(祝日を除く)、年末年始

入館料:一般1,200円・大学生/高校生1,000円・中学生/小学生500円・幼児(3歳以上)200円

WEBサイト:http://www.kyotorailwaymuseum.jp/

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