Mijas Pittoo

ノスタルジックな空間でキッチュな絵本と雑貨に包まれて

文:木村桂子 写真:本間腕

八坂神社のほど近く、東大路通沿いに、とってもチャーミングな雑貨店、Mijas Pittoo(ミハス ピトゥー)はあります。店前に出された小物や洋服、それに白い壁、ガラスの引き戸に描かれた文字や絵など、並びのお店とは少し違った存在感。だけれど、どこかノスタルジックな佇まいで、京都の風景とも絶妙にマッチしています。

Mijas Pittooは2003年にオープン。もともとは京町屋だったそうで、オーナーの原田裕一さんと当時のスタッフさんとで、色を塗るなどして現在の姿へ。最初は1階で雑貨を販売するのみでしたが、今では地下にも売り場スペースがあり、小さくて可愛らしい色とりどりのキッチュな雑貨や洋服が、ところ狭しと並んでいます。

そんなMijas Pittooで今回ぜひご紹介したいのが、お店の2階にある「絵本ルーム」。レジ奥の小さな階段前で靴を脱ぎ、そおっと上がると、まるで屋根裏部屋のような、なんとも秘密めいたお部屋が広がります。

こちらの絵本ルームは、月に4日ほど、それぞれだいたい4時間程度で開放。1回270円で利用できる、絵本読み放題のスペースです。開催日は店内や店頭張り紙、またメールマガジンで前月の20日前後にお知らせするそう。

「絵本は読んでももちろん楽しいのですが、インテリアの一部としても使えます。置いてある絵本も、内容とともに絵柄の可愛らしさにもこだわって選んでいるんですよ」と原田さん。その言葉通り、町屋の名残を感じさせるレトロな風合いのスペースに、色彩豊かな絵本が並び、なんともいえないおしゃれ感とノスタルジックな空気を醸しています。

絵本は購入できるものと据え置きのものが半々ほどで、どちらも閲覧自由。購入できる絵本には簡単な内容を記載したメモが貼ってあるので、パッと見て選びやすいのも嬉しいです。可愛らしいお部屋でとっておきの一冊を見つけ出し、ゆっくりと絵本の世界に浸っていると、日々のあれこれをすっと忘れられる、なんとも特別な時間が流れていきました。

絵本ルームはソファの座席の関係上4名が限度ですが、満席になったとしてもスペースには余裕があり、リラックス感は変わらず。「空間作りのために、あえてオレンジ色のライトを選びました」と、照明にもこだわっています。絵本を読み、少し疲れたら目を閉じて京町屋の空気を感じる。そんな、ちょっと贅沢で、とびきりスペシャルな時間を過ごせますよ。

Mijas Pittoo
住所:京都市東山区東大路安井上ル月見町6(地図)
TEL/FAX:075-533-1010
営業時間:12:30〜20:00
定休日:不定休

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