Café&music キルシェ

ランチにカフェに雑貨に、そして生演奏まである超ハイブリッドなカフェ

ー文:本間腕、写真:瀧本加奈子

京のド真中、四条河原町を南へ徒歩2分、蔵を模した白壁の建物の3階にあるのは、2015年の秋にオープンしたばかりの「Café&musicキルシェ」。Kirscheとは、ドイツ語で「さくらんぼ」の意味。こちらを運営する出版関連の会社が、本業の“実り”をここに集結したい、と立ち上げたそうです。昼はランチにカフェ、雑貨販売も行っていて、夜は月に20日ほど、生演奏によるステージが開催されています。

「いろいろやりたいことがあったのですが、まずそれが可能になるような器を用意して、順番にひとつずつやっていこうと思って」とオーナー。どうしてどうして、「ひとつずつ」どころか、すでに“ハイブリッド”と呼ぶべき多様さを実現しています

目玉は、なんといっても夜の生演奏。ピアニストの恩田貴則さんがハウスミュージシャンとして、エプロンをつけながら奮闘しています。主として、日替わりで女性ボーカルが、それぞれにジャンルや味わいの違った歌を披露してくれます。30分ずつ3回のステージは、20時から23時まで、何回聴いてもミュージックチャージは一律とのこと。「ライブ前に来て、ごはんをいただいて、お酒を飲みながら演奏を聴いてほっこりして帰ります。すごい贅沢な時間です」と、すでに常連さんもたくさん。

また、本業の出版活動で生まれた作家や職人のネットワークを活かした雑貨販売にも特徴があり、ここでは、店で使用している気鋭の若手作家による器を、その場で販売もしています。「飲食店で“この食器いいなぁ”と思ってもふつうは買って帰れないんですが、うちでは、それらを販売しています。ここでしか買えない、1点ものもありますよ」と。

お昼に時間を戻すと、和食の高級店で修行を積んだ服部荘一郎シェフによる日替わりランチ(850円)と、カレーとオムライス(750円)は、どれも絶品! さらに、食後やお酒の後のデザートは、スタッフの手作りによるプリンやシフォンケーキ、季節のゼリーなどがオススメ。デザート目当てのお客さんもとても多いそう。

そんな、おなかいっぱいになりそうなキルシェ、さぞかしお値段が…と心配されるかもしれませんが、昼はごくふつう、そして夜も、ミュージックチャージは1000~2000円とお手ごろ、レギュラーボーカルの出演日にいたってはミュージックチャージは無料で500円から生演奏が楽しめるという、なんとも財布にやさしい設定になっています。まだ半年足らずの新しいお店が発信するさまざまな仕掛けを、ぜひお楽しみください。

〈Café&musicキルシェ
住所:京都市下京区河原町四条下ル東入ル 招徳ビル3F(地図)
TEL:075-746-6262
営業時間:11:30~25:00(17:00~18:00途中閉店)
定休日:火曜
WEBサイト:http://kirschekyoto.com

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