CHIERiYA

昭和レトロな空間でほのぼの営むおばんざい&ベトナムサンドイッチのお店

ー文:中村慶子、写真:瀧本加奈子

川端通と東大路通をつなぐ仁王門通にある「CHIERiYA」。「バインミー」と書かれた赤いのぼりが目印です。年季の入ったガラス戸を開けると、内側に広い土間と座敷の空間。元は八百屋さんで、京都を舞台にした映画「マザーウォーター」にも登場したそうです。ここで、家庭料理やおやつ、ベトナムサンドイッチ「バインミー」などを提供しているのが大城千恵理さんと母の行子さん。2015年6月に生まれた千恵理さんの長女、円ちゃんはお客さんに人気の看板娘です。

朝から晩までオーダーできる「おばんざいプレート」(800円)は「豚肉しょうが焼き」や「焼き魚」などメーン料理が9種ほどから選べる上、驚くのが小鉢の多さ。「ヒジキの炊いたん」「イカとヌタの酢味噌和え」「カボチャのいとこ煮」など8種が豆皿にちょっとずつ。「初めは3種ほどでしたが、『せっかく作ったから食べてもらおう』『学生さんもよく来るから栄養つけてもらわなくちゃ』って思うと、どんどん増えてね」とおばんざいを担当する行子さん。京都市北区産の無農薬野菜を使って、天然だしで素材のよさをいかす味付けです。ごはんは美容と健康に高い効果のある酵素玄米。「寝かせ玄米」の別名があるように、2日間も蒸らすことによってモチモチでプチプチの食感を出しています。

専門学校で製菓を学び、パティシエとしてケーキ屋やカフェを経験してきた千恵理さんが、「バインミー」(500円)やおやつを担当。アジア旅行が好きで、ベトナムの「バインミー」がお気に入りだった千恵理さんは、「CHIERiYA」の主力メニューと考えてからは「バインミー」を学ぶだけに渡越して研究しました。パクチーやシーズニングソースなどの調味料を使った本格的な味。フランスパンの中に挟む具は、豚レバーを用いた現地の味に近い「自家製パテ」や「干しえびオムレツ」など4種あります。豆乳、菜種油、キビ糖で作ったマクロビ焼菓子など手作りのお菓子も豊富にそろっています。

親子連れから、近所のおばあさん、ゲストハウスが多い界隈なので、外国人客も。平日の夕方に近いのに、土間も座敷もお客さんでいっぱいです。子連れのお母さんは帰り際に、テイクアウトのお弁当ついて千恵理さんと話していました。「おばんざいプレート」に近い内容で「お弁当」(650円、味噌汁付き)にしてくれるだけでなく、全メニューがテイクアウト可能だなんて、かゆいところに手が届いています。「できることをやっているだけなんですよ。円が生まれてからは特に肩の力が抜けて、母の協力を得ながらのんびりやっています」。


CHIERiYA
住所:京都市左京区和国町370(地図)
TEL:070-5344-6343
営業時間:9:00(土日祝8:00)~21:00
定休日:不定休

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