ANZZI

心のオアシスになりそうな隠れ家的花屋さん

ー文:中村慶子、写真:瀧本加奈子

住宅街の細い路地を「この道で合ってるかな?」と思いながら恐る恐る進むと、人と車でにぎわう一角がありました。花屋さん「ANZZI」に到着です。誰かに描いてもらったのか手描きの地図を手にした初老の女性が、隣人に贈るという花束を注文しているところでした。「以前素敵なアレンジメントをいただいたのが、こちらのお店の花でね。こんなところに花屋さんがあったとは知らなかったけど、来られてよかったわ」。うれしそうにうなずきながらピンク色の花束を仕上げていたのが、代表の望月真美さんでした。「お客様が気持ちを一緒に贈られるのがお花。その気持ちに寄り添えるよう、心を込めて作っています」

「ANZZI」は望月さんの生まれ育った自宅の一角に設けたフラワーショップで、2013年に開店しました。和洋の生花をはじめ観葉植物、鉢花や苔玉、プリザーブドやドライフラワーなど望月さんがかわいいと思う草花が並んでいます。生花は季節を感じられるラインナップで、少し変わった種や新品種も取り扱っています。南国を思わせる存在感たっぷりの「キングプロテア」、花が細長い筒状をした「キルタンサス」…。花びらのグラデーションが美しい「ラナンキュラス」は新品種だそうです。

「あったらいいな」を形にしたオリジナル商品もいろいろ。乾燥させた紅づるを球状にした手作りの「紅づるボール」(400円)は、インテリアの幅を広げたい人にお薦めです。私は自宅廊下の壁に取り外し可能なフックを貼り付け、「紅づるボール」を引っ掛けてみました。アジサイなどのドライフラワーを飾りましたが、ほかにもいろいろなものをつるの隙間に刺して楽しめそうです。小さな多肉植物を毛糸で巻いた「多肉ボール」(400円)も何個か組み合わせて吊るすとキュート。ほかにも、花を一輪刺すだけで様になるコカ・コーラの「アンティーク瓶」(200円)を取り扱っていたりして、「ここに来れば何かに出合える、を目指しています」というお言葉通り。切花は週3回、鉢ものなども週2回仕入れされているので、毎回のように新しい発見が待っています。

「皆さんの毎日に笑顔とお花を」という望月さんの思いがあふれる花屋さん。日曜日のお昼に訪れましたが、休日の午後を過ごすのにふさわしい癒しの空間でした。忙しくてもお客さんの見送りを欠かさない望月さんにお礼を言い、「次来るときはお花好きなあの人と」と友人を思い浮かべながら帰路に着きました。


ANZZI
住所:城陽市平川横道23-25(地図)
TEL:0774-53-2763
営業時間:10:00~19:00(日曜17:00)
定休日:火曜
WEBサイト:http://ren-nelumbo.wix.com/anzzi2
Blog:http://ameblo.jp/anzzi-0606/

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