茶願寿カフェ

こだわり食品のアンテナショップでごはん&スイーツ茶漬け

ー文:中村慶子、写真:廣森完哉

「茶願寿カフェ」は安全・安心をテーマにしたこだわり食品のアンテナショップです。

通信販売に力を入れる食品販売会社「ヤマサン」が「商品の試食・試飲ができる場」として2010年にオープンしました。お店のいたるところに試食や試飲コーナーが配置されているのが特徴。看板商品の有機JAS認定宇治茶をはじめ、食品や調味料などがすべて味見できるそうです。

奥には、商品を使った食事やスイーツを提供するカフェコーナーがあります。お昼時だったので、こちらで「季節の宇治茶漬け」からいただきました。「玉露の旨味だし」をご飯に注ぐと、おだしのよい香りが鼻をくすぐります。産地を厳選した昆布、鰹節、うるめ、あごなど6種の原料に宇治玉露とほうじ茶をブレンドした天然だし。隠し味なのでお茶の味はしませんが、茶葉の成分が魚の臭みを取り除き、味に切れが出て旨味が引き立ちます。「最初はだしのみで味わい、食べ進めながら味と食感がさまざまなトッピングを加えてみてください」と店長の田中慎也さん。煮タケノコ、山菜、鶏ササミのワサビ醤油和え…。お皿にかわいく並んだトッピングを順に加えると、風味が変化してどんどん食が進みます。小皿のネギをのせてスダチをしぼり、さっぱり味で締めました。

「ぜんざい茶漬け」はユニークなスイーツ茶漬け。茶碗に入った「抹茶ラテ」に、焼き餅や栗、小豆などを加え、最後は最中を浸していただきます。抹茶ゼリーはラテに入れると溶けてしまうので、浸さず味わうのがポイント。味の七変化を存分に楽しめる、ごはんとスイーツでした。


カフェコーナーを離れて商品の陳列棚を見ると、カフェで用いられていた「玉露の旨味だし」や「抹茶ラテ」が試飲とともに並んでいました。

ほかにも、宇治をはじめ全国からセレクトされた商品がズラリ。お薦めの商品を伺うと、「有機JASの認定を受ける宇治茶は根強い人気です。作る量が限られるので、お茶専門店でもほとんど扱われていないんですよ」と田中さん。中でも多くのカテキンが摂取でき、お湯に溶かして飲むだけの「粉末緑茶」が一番人気だそうです。


店内では、台湾からの女性客2人が試食しながら品定め。田中さんに中国語が話せるスタッフも加わり、4人で楽しそうにおしゃべり。帰り際には一緒に記念写真に納まっていました。台湾や香港などアジア圏からのお客さんが多く、海外からのリピーターも多いそうです。「商品の販売よりも、この店に、そして宇治に来てよかったと思っていただくことを大事にしています」。こだわりの味と品ぞろえに加えて、おもてなしの心を感じる時間でした。

〈茶願寿カフェ〉

住所:宇治市宇治壱番66-1(地図
TEL:0774-21-5551
営業時間:10:00~18:00(17:30L.O.)
定休日:なし(年末年始を除く)
WEBサイト:http://www.kyotoyamasan.jp/shop

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