エラマサ

立ち飲み屋とバーのちょうど真ん中。

ー文・写真  /馬場健太

〈居酒屋こころ〉に引き続きタカダスマイルさんにご紹介いただいた、西院が最高である具体的理由となる飲み屋さん第二弾!

同じく、西院駅から徒歩5~10分ほど。〈居酒屋こころ〉のすぐ隣にあるのが、「酒 チューハイ アテ」の〈エラマサ〉です。

 

エラマサ エラマサ

こちらも、西院に暮らしたくなるほどすばらしい飲み屋さんなのです。

 エラマサ

〈エラマサ〉は 

京都を代表するパンクロックバンド、
LIQUID SCREENの元ベースだった井上宏幸さんのお店。
 

オープンは2015年の5月。
まだ開店して7ヶ月という新しい飲み屋さんですが、店内の雰囲気はもう何年も常連さんに愛されているお店そのもの。

パンクロック好きの人や関係者も集まる…というと
ついつい暗めの照明で、
壁とか真っ赤な原色で…
みたいなのをイメージしてしまいますが
一見してわかる通り
店内の内装はごく自然体でいられる 
お洒落すぎずくだけすぎずな絶妙なライン。  

エラマサ「立ち飲み屋とバーの中間」

立ち飲み屋さながらの気軽さと 
隣に居合わせた人との壁のなさ。

それでいて、しっかり腰を落ち着けて、
おいしいお酒と料理をじっくり味わうことができる。

「立ち飲み屋とバーの真ん中くらい」という表現がとてもしっくりくる場です。

 

エラマサ

エラマサ

メニューは、このように壁一面の黒板にずらりと書かれています。あくまで「お酒のアテ」ということですがそのバリエーションの豊かさと、1品ずつすべてが予想を遥かに上回る美味しさなので、空腹で行かないと逆にちょっと後悔するくらいです。

 

エラマサ

まず、お造りはマストでいただきましょう。

魚は主に中央市場で働いている友人のところから仕入れており、
他の飲み屋さんではお目にかかれない珍しい魚や
なかなか手に入らない高級なお魚もすべてひっくるめて500円。破格!

 「お造りに関しては、安さの秘密とかはなく。単なる趣味です!」とのこと。

 エラマサ

「サバきずし」¥500

井上さんはもともと海に面した丹後地方の出身。「魚の扱いは、小さい頃から慣れてますから」と言っておられましたが、確実にそれだけじゃない手さばきです。きずしをいただくと、どこで(料理の)修行をしていたんですか?とききたくなります。

 エラマサ1つ70円〜150円のおでん。べらぼうにウマいおでん。我慢できずに、どこかのおでん屋さんで修行したんですか!と聞いてみたところ「パンクバンドをやってただけですよ」と笑う井上さん。

たまごは出汁がすごくよく染みこんでいて「シゲル」と呼ばれていました。

エラマサ

「砂ずりのコンフィ」¥300 

ここで「コンフィ」もでてきます。ほろほろと口のなかでくずれて旨味がじゅわーんです。

 

エラマサ

見た目も楽しい場末の居酒屋的メニュー「サバ缶とオクラのスパイス炒め」¥380

エラマサでは自家製のパクチーをふんだんにつかったメニューも多数。

正直にいうと、私事ながらパクチーは苦手だったのですが 

ここのパクチー料理はもう超絶おいしくて、苦手意識がぶっとびました。タイに行ったときにこれみよがしに入ってくるパクチーではなく、完全に他の素材と調和し味を引き立てる、香り高きパクチー。

 エラマサ

エラマサ

常連さんから激しくおすすめされた「パクチーとザーサイの卵焼き」¥380

こちらが例の、パクチー嫌いが見事にぶっとぶ逸品。奇跡の組み合わせです。  

 エラマサ

トムヤムクンヌードルにも、パクチーのせまくりコースがあります。

 

エラマサ おいしいアテだらけなので、そんなつもりなくても飲んだくれてしまうのが〈エラマサ〉

ここではぜひ、チューハイを飲みましょう。

 

エラマサ名物のパクチーチューハイはもちろんのこと、どのチューハイも

井上さん自身が、とあるお店で出会って衝撃を受けた「あまくないチューハイ」です。

つかう炭酸や焼酎や比率などの研究をかさねて、チューハイ観を見事にくつがえしてくれるお酒になっています。

 自家製のパクチーをつかった料理も激推しです。  正直にいうと、私事ですみませんながら  パクチーは苦手だったのですが      ここのパクチーはもう超絶おいしくて   また組み合わせがすばらしくてほんとうにパクチーにたいする見方がまるっきり変わりました。タイに行くと、これみよがしに入ってくるパクチーではなく、完全に調和したパクチー。     「」  これがほんとうにおいしかった。奇跡の組み合わせ。         トムヤムクンヌードルにも、パクチーのせまくり。      爽やかな飲み口で何杯でもいけてしまう 「レモンハイ」 ¥350   気づいたときにはベロベロになるやつです。

エラマサ 他にも、芋焼酎は「黒霧島」むぎ焼酎は「二階堂」、日本酒は丹後が誇る「酒呑童子」 の1種類ずつのみという潔さ。

 エラマサエラマサ

どうしてこんなに美味しくて、どうしてこんなに雰囲気がいいのか。

相変わらず「パンクバンドをやってた」としか教えてくれない井上さん。
お店をはじめたのも「まぁ、思いつきですよ!」といいます。

これ以上きくのは野暮だろうなぁ…と思いつつ
お店をやるときに「イメージしていたこと」を教えてもらいました。

テーブル席もあるよ テーブル席もあるよ

少なからず影響を受けているのは、
バンド時代にツアーで海外をまわっているとき、
イギリスで目にしたパブ文化。

酒場でこそ交わされる、言葉や熱量。
肩書もなにも関係のないフラットな場所。
そこから新しい何かがはじまる期待感。 

「たとえばこういう酒場の出会いから、あたらしいバンドがはじまったりするかもしれない...!とか思ったりはしてます」

 エラマサ

隣の常連さんは「ここはお酒がのめなくても楽しいです」と言っていました。

そう、お客さんの目線というか、たのしみながら ライブをやっているようなというか、 メニューの構成から何から、井上さんも一緒に働くスタッフの方もとにかく楽しそう。実は裏ではめちゃくちゃ練習してるけど、ステージ上ではとにかく楽しむ。音楽と関連づけるならばそんな感じ。

 

エラマサ

お客さんとして足を運ぶ僕らはとにかく目の前に差し出されるお酒に料理に感動して笑顔になって、いい時間を過ごす。

僕はまだ2回しか足を運んでいないのですが、2回とも全然酔っ払うつもりなくて言ったら見事に楽しくなりすぎて酔っ払いました。

滞在しているところが京都のまちの中心部であれ、大阪あたりであれぜひ夜に足を運んでみてほしいお店です。(むしろ、ここで酔っ払うために近くに宿をとりたくなるくらいです)

 

エラマサ

〈エラマサ〉

住所:京都市右京区西院北矢掛町46-2 第2シンワ会館105号

電話:075-322-2230

営業時間:18:30~翌1:00

定休日:不定休

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