ひつじ

ふんわり軽くてやわらかい天然酵母ドーナツ

ー文・写真:牟田悠

甘くて、柔らかくて、まあるいドーナツ。大人も子どもも大好きなおやつです。その素朴さゆえか、一口に「ドーナツ」といってもお店の個性が色濃く反映されるところも魅力的。京都にも名店が多く、スイーツ好きの心を掴んでいます。

ひつじ 外観

今回伺ったのは、〈ひつじ〉という名前も店構えも可愛らしいドーナツ専門店。下村さんご夫婦が、「hohoemi」というパン屋さんを営んだのちにオープンしました。

どうしてドーナツ屋さんに転身したんでしょうか?

「10年くらいパン屋さんをしていたんですが、自分たちに子どもができてから、安心して食べられるおやつのお店を始めたいと思ったんです。ドーナツは昔から馴染みがあって、パンの製法と技術を活かして作れるおやつなので。添加物ではなく天然酵母と少量のイーストを使って、長時間寝かせることで、旨味を引き出しています」。

ひつじ 下村さん

取材に応じてくださった下村さん

お店が建つのは、小学校やこどもみらい館といった施設もある子どもたちの多いエリア。お母さんに連れられて買いにくる子や、登下校中に「ひつじ!」と話している小学生の声が聞こえてきたりもするそうです。

とはいえ、〈ひつじ〉ファンは子どもだけに限りません。取材中にも、幅広い年齢のお客様が訪れていました。

ひつじ 内観

ドーナツの種類は17〜18種類。まわりにまぶす砂糖は別添えになっていて、シナモン、メイプル、和三盆、きな粉の4種類から選ぶことができます。これらもすべて、混じりけのない天然のもの。「シンプルに、素材のおいしさをそのまま味わってもらいたい」という気持ちの現れです。

ひつじ 商品

 さらに、美味しく食べてもらうための工夫があります。

「時間が経つとどうしても固くなってしまうんです。できるだけ揚げたてを食べてもらえるように、少量ずつ、1日に何度も細かく揚げるようにしています」。

だから、〈ひつじ〉のドーナツはいつもフワフワ。買ったらすぐにいただきたいですね。

どれも美味しそうなので目移りしましたが、「プレーン」、「紅茶とクリームチーズときび砂糖」、「発芽玄米ドーナツ丹波黒豆(きな粉)」をいただくことにしました。

ひつじ 商品2

左から「紅茶とクリームチーズときび砂糖」、「プレーン(シナモン)」、「発芽玄米ドーナツ丹波黒豆(きな粉)」

まずは、シナモンシュガーをまぶした「プレーン」から。期待した以上にふんわりと軽やかな食感で、優しい味わいながら生地そのものの味がしっかりと感じられます。さすが、パン屋さんの作るドーナツ!

「紅茶とクリームチーズときび砂糖」には、上質なアールグレイの茶葉がふんだんに使われています。やわらかい生地となめらかなチーズ、そして紅茶の香りが幸せなハーモニーを口のなかで奏でます。

「発芽玄米ドーナツ丹波黒豆(きな粉)」は、先に食べた2つとは食感が違っていました。減農薬栽培の玄米ごはんと豆乳がたっぷり練り込まれているので、外はカリカリ、中はもっちり。滋味豊かな黒豆がアクセントです。まわりのきな粉も黒豆入りでした。

ひつじ 商品3

パン屋さん「hohoemi」時代から人気のラスク

あっという間に3個、ひとりで平らげてしまいました…。羊のように優しいドーナツを、ぜひ一度食べてみてください。

なお、土曜日は早めに売り切れてしまうことが多いそうなので、どうしても食べたい方はお早めに!

 

 

〈ひつじ〉

住所:京都市中京区富小路夷川上ル大炊町355-1 1F

TEL:075-221-6534

営業時間:11:00〜18:00(売り切れ次第終了)

定休日:日、月、火曜日、祝日(臨時休業あり)

Facebook:https://www.facebook.com/ひつじドーナツ-361742430621952/

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