Sentido

スペシャルティコーヒーを飲みながら心地よい感覚を取り戻す

ー文・写真:牟田悠

コーヒーのチェーン店に行くと、PCで仕事をしている人、テキストとノートを広げて勉強している人をたくさん見かけます。かくいう私もそのひとり。作業に集中することが先決で、コーヒーが冷めてしまうことも少なくありません。

たまにはゆっくり、コーヒーそのものの味に向き合ってみませんか?

Sentido 内観

ざらついた質感のコンクリートと、柔らかく光を反射する木材。シンプルかつあたたかみのある空間です。

〈Sentido〉は、グレーのコンクリートと木材が調和する、洗練された内装のカフェ。この空間でゆっくりするだけでも幸せですが、一番の魅力はなんといってもコーヒー。オーナーの土居さんは、コーヒーに並々ならぬ愛情と関心を抱く方なのです。

Sentido スタッフのみなさん

オーナーの土居さん(左)、橘川さん(中央)、神崎さん(右)

高校生のときから専門店に通って豆を購入していたという土居さん。産地によって異なる味の違いを楽しんでいるうちに、産地の状況そのものに興味が湧いてきたのだといいます。

大学時代にはブラジルを訪れて、現地でどのようにコーヒーが飲まれているのかをその目で確かめ、農園も見学したのだそう。卒業後は、近年爆発的にコーヒー文化が発達しているオーストラリアへ。現地のカフェで、バリスタとしての技術を習得しました。

「その後、より原材料の大切さを伝えたいと思って、自家焙煎コーヒーの専門店『カフェタイム』で仕事をするようになったんです。そのつながりで、コスタリカの農園に行く機会を得たり、コーヒーを輸出する会社のお手伝いをさせてもらったりもしました」。

Sentido テイクアウト用のスペシャルティコーヒー

コーヒー豆の販売もあります。

今では、〈Sentido〉で使う豆を「カフェタイム」から仕入れています。

「オーナーは多くの国際審査に参加されている方で、産地の方と大きな信頼関係を築きながら買い付けを行っていらっしゃいます。いつも美味しいコーヒーを届けてもらっています」。

Sentido メニュー

ブレンドのほか、1〜3日で変わる「本日のコーヒー」もあります。この日のメニューは、インドネシア・ワハナ農園の「ラスナ」という品種のもの。「オレンジや黄桃の甘い酸」という説明書きに惹かれて、こちらを注文しました。

淹れ方は、エスプレッソマシンかフレンチプレス。それぞれ、どのような特徴があるのでしょうか?

「エスプレッソは圧力をかけて抽出するので、味がギュッと凝縮されます。豆の油分や甘み、フレーバーがしっかり出るので、バリスタの技術が問われますね。抽出時間は 30秒以下。フレンチプレスの場合は4分間お湯に浸すので、ゆっくりとバランス良く抽出されます。ペーパードリップとは違って紙に油分が吸われてしまうこともないので、厚みがあり、まったりとしているんですよ」。

今回は、エスプレッソをお湯でのばす「アメリカーノ」で淹れてもらうことにしました。

Sentido エスプレッソ

バリスタの橘川さんが淹れてくれました。

コーヒーと一緒にパフェも注文。

Sentido コーヒーとデザート

コーヒーパフェは2種類のアイスクリーム、コーヒーケーキ、コーヒーゼリーが層になっています。上にはナッツがゴロゴロ。甘さ控えめで、コーヒーの甘い香りと食感を楽しめました。

カップに顔を近づけると、甘い香りが立ち上ってきました。口に含んでも苦さは感じられず、豊かな風味が広がるばかり。後味もすっきりしていて、すうっと身体に馴染むような飲み口です。

「コーヒーってこんなに優しい飲み物だったんだなあ…」としみじみ感じました。

 Sentido スイーツ

ヘルシーな手作りスイーツも人気。白砂糖を使わず、素材はできるだけ無添加のものを選んでいるそうです。

店名は、スペイン語で「意味」「感覚」「方角」を意味します。

土居さんいわく「私にとってのカフェって、いつもとは違う感覚を得る場所なんです。美味しいコーヒーを飲んだり、良い音楽を聞いたり…。ここで過ごすことで、お客さまにも何か新しい、良い感覚を感じてもらえればと思っています」とのこと。

忙しい毎日を送るうちに、「感じる」ことがおろそかになってしまっている方。ぜひ一度〈Sentido〉でコーヒーを飲んでみてください。

 

〈Sentido〉

住所:京都市中央区笹屋町445日宝烏丸ビル1F

TEL:075-741-7439

営業時間:7:30〜19:00L.O.(土曜・祝日は8:00〜18:30L.O.)

定休日:日曜日

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