efish

特等席だらけのカフェ〈efish〉で、鴨川と高瀬川を満喫。

 ―文・写真 /馬場健太

鴨川を眺めて、ボーっとしていたい。おいしいコーヒーを飲んだり、トンビにもっていかれる等のリスクがゼロの状態でおいしいサンドイッチをほうばりたい。そんな欲求がふつふつと湧きあがり、おまけに今どうやら「五条大橋」あたりにいるらしい、というときは迷わず〈efish〉に行きましょう。

 efish 外観efishとは

五条大橋のふもとにある、Appleの元デザイナーとしても知られる西堀晋さんがオーナーを務めるカフェです。

 

efish 内観1鴨川と高瀬川に挟まれて。

まずはじめに、なんといってもこのロケーションの最高っぷりを御覧ください。

efish 内観2

1階。大きな1面の窓ガラスからは鴨川が一望できます。鴨川のことははじめから「好きかも」くらいにちょっと気になる存在だったのですが、京都で過ごせば過ごすほどに鴨川への気持ちは大きくなる一方です。

 

efish 高瀬川

efish内観3

 鴨川の逆サイドには、京都のまちなかの風情ある景色を形づくる高瀬川が流れています。

 efish 2階 紅葉

(2Fの窓からは、紅葉がちらりとのぞいていました)

 

efish 窓際

efish 2階 窓際

椅子・ソファ、テーブルなど、店内のものはほとんどが西堀さんによるデザイン。窓から見える風景と、空間が見事に調和しており、店内は「特等席」だらけです。

efish 特等席 高瀬川

「カフェ」と一口にいってもいろいろなものがありますが、〈efish〉はいわば「特等席の集合体」といったイメージです。

efish 鴨川 特等席

朝・昼・夜と、春夏秋冬、訪れる時間帯や季節によってさまざまな顔を見せる鴨川&高瀬川。

このようなロケーションのよさ、空間のすばらしさもさることながら、じつのところ実際に訪れてみるまで、イメージしていたものと(良い意味で)違うところがあったのです。

 2f カウンター

まるで、ずっと変わらない、友人の家のような。

モダンで、スタイリッシュで、などと形容されていることが多く、なんというか、ギャラリーや美術館に足を運ぶような身構えがあったのですが

一歩足を踏み入れて、腰を落ち着けると、言い知れぬ落ち着きというか、あたたかさが空間を満たしていることに気付きました。 

efish スタッフ

その理由をさぐるべく、スタッフの原 こころさんにインタビュー。

「はじめはここの2階は、efishのオーナーである西堀夫妻の住居だったんです。それからオーナーの友達など、たくさん人が来るようになって。1階がカフェスペースになり、続いて2階もカフェスペースになり、だんだんと形を変えていきました。」

 

efish 1F

(鴨川や高瀬川のグッドバイブスを全身で感じることができる1F。春と秋には、両面の窓が全開になるそう。)

「もともと遊郭があったこのエリア(五条樂園)も、16年前はまだお茶屋さんなども残っていたり、ここでカフェをやるなんて、という感じだったみたいです。でも次第に、この空間を気に入っていただけるお客様もどんどん増えていって。」

efish 水槽

(店内には、遊郭のシンボルである金魚が泳ぐ水槽も。冬の時期は、尾ひれの赤い熱帯魚が泳いでおります) 

efish 2階

(もともと西堀夫妻の住居スペースとしてスタートした2F. 1階と2階は、お好みでどこにでも座っていただいてOKとのこと)

 なるほど、この「とびきりセンスのいい友人の家に遊びに来たような」安心感と高揚感は、もともとここが西堀夫妻の住居と事務所が中心でスタートしたことからも来ているのですね!

 

efish 2階 カウンター

(2Fにはカウンターもあります。)

いわば、開かれた、友人の家。いつ行っても、おいしいもの・ふだん自分の家では飲めないような特別な飲み物や、お酒があって、あたたかい光が差し込む空間。

efish 物販 キッチンウェア

さらに〈efish〉には、1Fと2Fの各フロアに、西堀さんがセレクトした、シンプルで、長く使い続けることができる商品が並ぶショップもあります。友人の家ならば「これどこで買ったの!」なんていいながら指を加えてみているだけですが、ここでは購入して自らの暮らしに取り入れることができます。

 efish 物販 クリスマス

efish の物販 集合カット

(取材時はちょうどクリスマス前ということで、1Fにはプレゼントになりそうなギフトが揃えてありました。)

 「ずっと、オープン当初から何年も通ってくださるお客さんに言っていただいて嬉しかったのが」

「"16年経っても、常にあたらしいお店のように感じる"って。また、学生のころ来てくださっていたお客様が大人になってまた帰ってきたときに"(efishは)変わらないね"と言ってくださるのもすごく嬉しいです。」 

 

efish スタッフの皆さん

そして、変わらない〈efish〉の魅力を支えるのが、迎え入れてくださるスタッフのみなさま。

 efish スタッフefish staff接客のすばらしさはいうまでもなく、みなさんたのしそうに、うれしそうに、働いておられます。 勝手に「有名なカフェだから...」と身構えて入店した緊張はどこへやら...お客さんに、近所の常連さんも多いということにも頷けます。

 

efish 朝ごはん毎日たべたいグランドメニュー

グランドメニューも、オープン当初からほとんど変わっていないそうです。(写真は、サンドイッチとカップスープセット/ ¥1230)

 efish Avocadoサンドイッチ

(ツナとカッテージチーズのアボカドサンド ¥930 は不動の人気メニュー!)
サンドイッチやスープ、カレーライスなどのご飯ものからケーキなど。どれも、オープン当初から変わらず愛されてきたものばかり。

 

efish 日替わりスープ

スープやケーキは日替わりのものがあります。この日のスープは「厚切りベーコンとキャベツのコーンクリームスープ」。これまでの16年間のレシピが蓄積されているのと、日々スタッフのみなさまが新しいレシピをつくっているのでこの日替わりシリーズは特におすすめです。

スープはカップサイズで¥500、ボウルサイズで¥650(パン付き)でして、ボウルサイズですとランチなどでも十分なボリュームになっています。

 

efish 黒板

ドリンク、アルコールメニューもとても豊富です。メニューは基本的に朝から夜まで同じものをいただくことができます。(朝10時からお酒も飲めます!)

 efish ホットカクテル

春夏秋冬。豊富な季節限定メニュー。

さらに、季節ごとのスペシャルメニューもあります。(↑写真はヘーゼルナッツとホワイトチョコの豆乳ココア。絶対おいしいやつ。)

 efish 冬 あったかい

この時期はあったか〜いホットカクテルも多数。

 efish コーヒー

(コーヒーは長岡京のスペシャリティコーヒー Unirさんの豆を使用)

朝のefishに行こう。

 それでもって、おそらくこの〈efish〉の良さを最も享受できるのは平日の午前中ではないかと思います。

というのも、2015年から、開店の時間が11時からだったのが、10時オープンと1時間はやくなったのです。

 efish 朝

朝の、澄んだ空気のなかとびきり輝く鴨川をながめながら1日のスタート。

メニューも、スコーンや、日替わりスープ、サンドイッチと朝食にもブランチにもぴったりなものも。特に、平日の午前中は、ゆっくりしていることが多いので特等席も選び放題!です。

 efish  wifi 電源

(wifiもあります) 

五条エリアはシェアオフィス、新しいショップが次々にオープンしたりと一帯の魅力も日を追うごとに高まっています。このあたりに泊まっている方も含め、観光、日常の合間に、京都随一の居心地のよい空間をぜひとも味わってみてください。

 

〈efish〉

住所:京都市下京区木屋町五条下ル西橋詰町798-1(地図
TEL:075-361-3069
Open:10:00am
Close:10:00pm
無休
駐車所:有り(1台)
メニュー英語表記:有り
1階 ペット同伴可能 
WEB:http://www.shinproducts.com/

 

 

 

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