&noma CAFE

ヨーロッパを旅する気分で、非日常のひとときを〈&noma CAFE〉

―文・写真  / 牟田 悠

カフェに求めるのは、どんなことですか?

美味しいコーヒーやスイーツ。おしゃれなインテリア。

一番は時間ではないでしょうか。せわしない毎日を忘れて、ゆっくりリラックスするひととき。心落ち着く空間を求めて、私たちはカフェに訪れるような気がします。

〈&noma CAFE〉は、日常から離れるのにぴったりのお店。北欧のヴィンテージを中心にテーブルウェアを取り扱うギャラリー「noma」に併設されています。

 

白い瀟洒な建物のなかに入ると、まず目に入るのは木製のシャンデリア。現代の作品にも見えますが、実は1800年頃につくられたものなのだそう。

「テーブルや椅子などの家具もヨーロッパのヴィンテージ品が中心です。お客様に非日常を味わっていただけるような雰囲気づくりをしています」とお話してくれたのは、店長の中西さん。

琵琶湖疏水と桜並木が見える大きな窓も、雰囲気づくりに一役買っています。

店長の中西さん

〈&noma café〉では、ランチタイムに限らずセットの食事メニューを注文できます。この日は、温野菜サラダのセットをいただきました。

「Aセット 温野菜サラダ」

プラス300円で追加できるミニドリンクのなかには、グラスワインや生ビールも。せっかくなので、ワインをいただくことにしました。

目の前に用意された料理とグラスを見ていると、店内の雰囲気とあいまって、本当にヨーロッパを旅しているような気分になってきます。

メインディッシュには、8〜10種類の旬の野菜が使われています

温野菜は、300度という高温で熱することのできる特殊なスチームオーブンで火を通しているとのこと。そのため、香ばしい焼き目は付きつつも中はジューシーです。野菜の周囲には、自家製タプナードソースがたっぷり。凝縮された野菜の味を引き立てます。

メインディッシュについてくるのは、ニンジンのポタージュとライ麦パン。

「スープのニンジンは一回焼いてから煮込んでいるので、甘みが強くなっています。ブイヨンは使わず、味付けは塩とコショウだけ。お店をオープンしたときから好評なんですよ」

ふんわりした口当たりのポタージュは、本当に野菜だけ?と思ってしまうほど旨味たっぷり。ファンが多いのもうなずけます。

パンをライ麦の黒パンにしたのは、野菜との相性が良いからなのだそう。一見小さいようですが、ずっしりと重みがあって食べ応えがあります。

手前は焼きたてのケーキ。奥のケースにスコーンが並んでいます

食事はもちろんのこと、〈&noma café〉ではスイーツもすべて手作り。とくに人気なのはスコーンで、来店前におとり置きの電話をする常連さんもいる程なのだとか。この日はAセットが満腹になったので注文できませんでしたが、次回はぜひカフェタイムに訪れたいと思います。

取材を終えて外に出ると、さわやかな秋が吹いていました。

琵琶湖疎水沿いの道は、〈&noma CAFE〉でリフレッシュした気分をそのまま保ってくれます。静かに満たされる時間のなかにいたからか、旬の野菜をたっぷり食べたからか、足取りは軽やか。鼻歌を歌いだしそうな気分のまま、帰途についたのでした。

 

〈&noma CAFE〉

住所:京都市左京区岡崎円勝寺町36-1(地図
TEL:075-752-3157
営業時間:11:00〜19:00(18:30L.O. )
定休日:月曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
WEBサイト:http://noma-k.com/cafe/
※英語メニューあり。対応可。

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