炭火焼く鳥 ソリレス

焼いて楽しい、食べて美味しい。京都産地鶏の幅広い味に出会う〈炭火焼く鳥 ソリレス〉

―文/牟田 悠   写真/馬場 健太

みんなで焼き肉を食べながら盛り上がりたいときにも、カウンターに座って焼き鳥で一杯飲みたいときにも、ついつい足が向いてしまうお店があります。

それが、河原町五条にある〈炭火焼く鳥 ソリレス〉。

串に刺さったいわゆる“焼き鳥”ではなく、お客さんが自分で鶏肉を焼くスタイルのお店です。

お店の目印は鳥を形どった両手のマークお店の目印は鳥を形どった両手のマーク

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積み上げられたコンクリートブロックに、シンプルな木のテーブル、むき出しの電球。もともとは駐車場だったという店内は、まったく飾り気がありません。でも、その飾り気のなさがいい。おしゃれなのに、背伸びせず飲んで食べることができる雰囲気です。

店長の鈴木さん曰く「おっさんがやっていそうな立ち飲み屋とかがすごい好きなんですよ。今は若いお客さんによく来ていただいていますが、仕事帰りのサラリーマンにもふらっと寄ってもらいたいですね」とのこと。

店主の鈴木さん店主の鈴木さん

 

カウンターに案内されると、目の前では七輪のなかで炭火が赤々と燃えていました。さっそく、フレッシュフルーツ酎ハイと「ちょっとずつ全部盛り」を注文します。

 

「ちょっとずつ全部盛り」1人前につき、各部位が一切れずつ。「ちょっとずつ全部盛り」 1人前につき、各部位が一切れずつ。

メニューには、各部位の説明や、おいしい焼き方が書いてあります。

「ちょっとずつ全部盛り」は、モモ、ささみ、砂ずりなど、京都産地鶏の15部位を盛り合わせたもの。1人前から注文できます。

 

網に乗せた瞬間のジューッという音に、高まるテンション。焼き上がったお肉は、部位によってまったく味が違います。焼く作業も楽しければ、いろいろな味に出会えるのも楽しい。とても充実した食事の時間です。

 

鶏肉は朝締めなので、サッと炙るくらいでいただけます。新鮮じゃないと食べられないという、白子や背ギモも盛られていました。どの部位も、脂のしつこさや臭みがまったくありません。

店名のソリレスも鶏肉の部位の名前で、「ちょっとずつ全部盛り」に入っています。コリコリしていて旨味もあり、お酒のお供にぴったり。

「ソリレスには『愚か者はそれを残す』という意味があって、それがお店のコンセプトにもなっています。鶏だけじゃなくて、パセリだけや花だけのサラダを出していたこともあるんですよ」と、鈴木さん。

ドラゴンフルーツ酎ハイ
ドラゴンフルーツ酎ハイ

さて、フレッシュフルーツが惜しげもなく使われている酎ハイも、ソリレスの名物です。

「焼き鳥といえばビールだと思うんですが、うちでは酎ハイのほうが人気。気付いたらビールが1杯も出ていないということもあります」。

この日は、イチジク酎ハイとドラゴンフルーツ酎ハイを注文しました。目の前に出されると、細かい泡をまとったフルーツの美しさに喜ばされます。味はさっぱりとした辛口。果実のさわやかさも手伝って、口の中がすっきりします。


国産のグラスワインもいただきました。表面張力ギリギリまで注いでもらえます。このサービス精神がうれしい。

新鮮な鶏肉、薬味だけのサラダ、果物のみずみずしさをそのまま活かした酎ハイ…。素材に手を加えすぎず、その魅力を全面に引き出す。〈炭火焼く鳥 ソリレス〉は、そんな明快な精神が行き渡っているようなお店でした。

「焼き鳥」ならぬ「焼く鳥」の楽しさ、ぜひ一度体験してみてください。

 

 

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〈炭火焼く鳥 ソリレス〉

住所:京都市下京区河原町松原上ル清水町284フジヨシビル1F(地図
電話:075-353-7018
営業時間:18:00〜翌2:00(フードL.O.1:00、ドリンクL.O.1:30)
WEBサイト:http://sotlylaisse.net/

 

追記:

海外からのお客さんも多いそうで、English Menuもあります。

 

店主の鈴木さん(通称:だーさん)のInstagramでは果実酎ハイや酎ハイ以外のナイスな写真がどんどんUPされるのでこちらも要チェックです!

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