はな串

つい食べ過ぎてしまいそう…軽やかで上品な京都の串カツ〈はな串〉

―文・写真  / 牟田 悠

関西の名物といえばお好み焼きやタコ焼きがすぐに思い浮かびますが、串カツも外せません。大阪発祥のグルメと言われていますが、京都でも串カツは大人気。一口に串カツといってもお店によって味も雰囲気も異なるので、あちこち訪れてみるのも楽しいものです。

〈はな串〉は、京都駅からほど近い場所にある串カツ店屋。順番待ちの行列ができる日も少なくないという人気店です。

 

「くしかつ」と書かれた提灯がオツです

まずは、〈はな串〉で誕生したという名物ドリンク「ジャパニーズハイボール」を注文。アルコール度数高めの焼酎を炭酸水で割った、辛口の酎ハイです。

「ジャパニーズハイボール」

「ウイスキーより焼酎の方がクセが少ないんです。スッキリしているので、串カツで油っこくなった口をサラッとさせてくれますよ」と、店長さん。

ちなみに、ウイスキーのハイボールはニッカウイスキーのラベルにちなんで「ヒゲのハイボール」と呼ばれています。

ジャパニーズハイボールと一緒に、キャベツとソースも出てきました。

ソースはひとつの器でほかのお客さんとシェアするので、2度漬け禁止。足りないときは、キャベツをスプーン代わりに使うのがマナーです。そのため、キャベツも手でいただきます。

ソースには、和風のお出汁がたっぷりブレンドされているとのこと。しゃきっとしたキャベツの歯ごたえとほんのり甘いソースは相性抜群で、ジャパニーズハイボールが進みます。

パリパリとキャベツを食べているうちに、串カツが揚がってきました。注文したのは、おまかせ10本セット。

最初に出てきた5本。左から、牛肉、鳥肉、レンコン、タコ、ハモ

一口食べてみて、その衣の軽さに驚かされました。

「うちのオーナーが油っぽいもの得意じゃないんですよ。だから、あっさり仕上げています。生地にはヤマイモを多めに入れてふんわりさせていますし、パン粉も、油切れがいいように極細の生パン粉を使っています」

おすすめは、「ハモ」と「エビ大」。

ハモは、塩をつけていただきます。京都の夏の味覚が串カツになるとは意外でしたが、ホロホロと口のなかでほどける身が絶品。上品な口当たりの衣がぴったりです。

左がエビ大、右がレンコン。串の太さも違います

エビ大は、名前から予想をしてはいても、やっぱり「おおっ」と思うサイズ。太めの串を持ち上げると、軽くきしむ音がしました。大きいからこそ、ぷりっとした食感としっかりした風味を味わえます。

左から、ナス、しそチーズ、豚肉、ヤマイモ。セットの内容は日によって変わりますが、ハモとエビ大は入っています

平日にも関わらず、オープンから1時間も経たないうちにカウンターはほぼ満席になってきました。

リーズナブルな値段で気軽に飲める雰囲気と、軽やかで品のいい串カツ。味にうるさい方も、きっと満足できるはずです。

 

 

 

〈はな串〉

住所:京都府京都市下京区七条通新町東入夷之町726(地図
TEL:075−351−1194(予約がベター)
営業時間:17:00〜1:00(L.O.はフードが12:15、ドリンクが12:30)
定休日:日曜日(翌日が祝日の場合は月曜休)

LINEで送る