京都文化博物館 別館

世界に誇る京都の西洋建築。

京都の歴史・文化発信を担い、さまざまな展示・企画が行われている「京都文化博物館」。 代表的な近代洋風建築として重要文化財の指定をうけた別館(旧日本銀行京都支店)は展示・コンサート会場として活躍するだけでなく、通常時は一般公開されており、無料で立ち入ることができる。   18-IMG_5800設計者は東京駅をはじめとし、近代日本の重要建築を数多く手がけた辰野金吾らによるもの。日本に現存するレンガ建築のなかでも随一の名建築であり、素材や構造・ディテールにも趣向が凝らされている。   13-IMG_5210 照明やカウンターなどを除き、ほとんどが1906年〜1965年まで「日本銀行京都支店」として利用されていた往時のまま残る。   14-IMG_5211 はじめて訪れた日はファッション関連の展示会が行われており、BGMとしてクラシックが鳴り響いていた。空間全体に荘厳な音が響き渡り、時代も国もどこか遠いところに来たような錯覚に陥った。   03-IMG_4190 「いたるところに、すごい技術が使われてますよ」と見どころを教えてくれたのは、ここで企画事業を担当する、高桑さん。   19-IMG_5803 レンガの積み方ひとつとっても、通常は目地(レンガとレンガの間)は凹んでいるが、ここでは凸型になる「覆輪目地」という技術(現在はほとんど継承されていない)が使われている。   10-IMG_4218 ホールのみならず、現在はショップになっている元応接間などひとつひとつの部屋ごとに、板の貼り方がすべて異なるデザインになっていること、 などなど...   16-IMG_5216 高桑さん曰く「設計者のみならず、日本におけるレンガ建築が最盛期を迎えた明治時代。職人たちの腕も相当なものだったのではないかと思います。」 「京都を訪れる諸外国の人々に、日本の技術や国力をアピールする狙いがあったのでは」とも。 建築に携わる人がみると、かなりの衝撃を受けるようで、遠方からの見学者も多いそうだ。 そもそもが日本の財を守り、管理する「日本銀行」だったこともあり、外からの侵入を徹底的に防げるよう 分厚い鉄戸には内側にしか取手がなかったりと機能面での見どころも計り知れない。 「お寺」や「神社」だけでない、日本の誇りともいうべき名建築。無料で立ち入れるので、外から眺めるだけでなくぜひ立ち入ってみてほしい。   「京都文化博物館 別館」 住所:京都府京都市 中京区東片町623(地図 電話:075-222-0888 開館時間:10:00~19:30 (各種イベント時は別) WEBサイト:http://www.bunpaku.or.jp

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