龍安寺(京都市)、龍興寺(南丹市)とともに臨済宗妙心寺派の三龍寺と呼ばれている亀岡市の龍潭寺。
その住職を務める「潭さん」がお寺の事から京都の事までをご紹介します。

Priest of Ryotanji in Kameoka City.
Ryotanji is among the 3 major temples of Rinzai Myoshin-ji sect
(others are Ryuanji in Kyoto City and Ryuukouji in Nantan City).
Mr. Eguchi whose nickname is Tan-san,
will be sharing his story about his temple and of Kyoto.

江口昌道

昭和47年2月、龍潭寺24世江口宗道の長男として誕生。5才の時に、父親である師匠に就いて得度、僧侶の道をスタートする。
大学卒業後、天龍寺専門道場に入門。平成8年5月に龍潭寺25世住職に就任。現在に至る。
龍潭寺23世 江口快翁が創設した児童養護施設 青葉学園の理事長として社会福祉活動にも力を注ぎ、亀岡市教育委員会教育委員なども務める。

Born in February 1972, as the first son of Ryotanji, he started is path towards Buddhist priest under his father's supervision at the age of 5. After taking 2 years of practical training at Tenryuji after graduating university, in May 1996, he became the 25th priest of the temple that his family had been guarding.
He is actively contributing to the society by running a children's foster home Aoba Gakuen which was established by his grandfather, participating as an educational member of the Board of Education in Kameoka City.

2018.12.07 FRIDAY

「晋山式 その2」

前回に続いて、晋山式(しんざんしき)です。

本年11月11日晴天の中、晴天と言っても前半は京都府南丹地域名物の深い霧でした。
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この辺りの方は良くお解りですが、霧が出ると言う事はお天気と言う事です。京都南丹地域あるあるです。
そんな、霧の中から始まり、晴天での式、移動しての祝宴では11月とは思えない程の気温となった位でした。

さて、晋山式その2です。

今回の京都府南丹市の寺院での晋山式はおおよそ1年以上の準備がなされたようです。1年前には一度、法類寺院と檀信徒さんの実行委員会の皆さんと会議をして、日程や案内者・式の流れ等確認されました。併せて寺院の施設整備もなされ改築改修も順次進められました。大変な準備と費用を要した事でしょう。

そして、今年5月にはもう一度集まり、役付け等の確認をし、儀式の内容を確認。その後、巡山拝請(じゅんざんはいしょう)と言って、新住職を新命(いんめい)和尚と呼び、新命和尚は案内寺院全てを自ら総代と言う役員さんと2名で拝請(はいしょう)と言う案内状と披露の品々と金封を持参し、出席を願います。また、来賓等も同様です。檀信徒さん達は郵送等で案内する事が多いです。

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そして、出欠が出揃い9月末にもう一度会議を開きました。座席図や最終式次第・役配も全て決定。そして、前々日前日と会場設営と習来(じゅらい)と言う予行練習を繰り返し、当日の運びとなります。
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早朝、役付け役員集合。各持ち場へ移動。安下所(あんげしょ)と言う親元となるお家に新命和尚一行が入り、今回はお稚児さん達も行列に花を添え、安下所でご先祖へ諷経を済ませ、稚児と記念撮影、お寺を目指し新命和尚一行は行列をなします。
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お寺に着く頃には、受付を済ませ、到着の茶礼も済ませた、案内寺院や参列者は本堂に既に着座。まず先住職の退山式(たいざんしき)から開式。開山諷経をして静かに住職を退かれます。その後、いよいよ晋山式が始まります。しかし、簡単にお寺には入れません。山門に看門(かんもん)と言う者が現れ、問答を求めます。それ対し、新命和尚は答えます。山門の偈(さんもんのげ)と言います。それが許され入堂となります。因みに、今回は私が看門の役をしました。

そして、いよいよ入堂します。参列者の前で、晋山の偈をとなえ、自らの意志覚悟を表現します。その後祝聖(しゅくしん)と言って天皇陛下や日本国や世界平和を祈念したお経。そして、開山となる初代住職や歴代の住職へのお経。火徳(かとく)と言ってこの地方地域をお護り頂く神々へのお経を皆で唱えします。
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ここまでで、前半終了。続きは次回とします。

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