京都市在住、スペイン語通訳案内士のpukuが、
スペイン語圏の海外ゲストの方々とみつめる「別視点の京都」をご案内します。

Lives in Kyoto City. A Spanish tour guide-interpreter,
Puku will introduce you to ‘another side of Kyoto’ with some guest
from spanish speaking countries.

puku

メキシコでの2年半の通訳業務を経て、2015年春より再び京都での暮らしをスタート。現在は京都市在住。フリーランスのスペイン語通訳・翻訳・通訳案内士として日々京都を訪れる、スペイン語圏の旅行客の通訳・ガイドを行う。これまでに南極大陸を除く全大陸に足を踏み入れており、訪問国数は約30か国。国内旅行も好きで、これまで"旅先"として44都道府県を訪れる。

Expereinced as an interpreter for 2 years and half in Mexico, started residing in Kyoto again in spring 2015. A resident in Kyoto city now. Freelance Spanish interpreter, translator, a tour Spanish guide-interpreter. puku has already stepped into the all continents except Antarctica and visited more than 30 countries and 44 prefectures in Japan so far.

2016.02.24 WEDNESDAY

三十三間堂、土足厳禁です

仏像の森、三十三間堂。

大きなお堂の中に入ると、千体の千手観音立像がずらっと並ぶ姿はまさに圧巻です。

これらの美しい仏像は平安期と鎌倉期の仏像で、その古さにも海外からのお客様は驚かれます。京都に2日以上滞在する場合には、ほとんどの方が訪れる主要観光スポットの一つとなっています。

 

 

「何故、日本人は家に入る時に靴を脱ぐの?」

 

私は外国人のお客様から聞かれるまで、そんなことを考えたことは一度もありませんでした。率直な答えは、「生まれた時からそれが当たり前だから、理由なんてない」です。そこで付け足すように考えたのが、何故靴を脱ぐようになったのか、いつからそういう習慣か、でした。日本の家は板の間。木の板の上に泥の付いた靴で上がれば汚れるだけでなく、木も傷みます。それに夏は雨もよく降り湿度も高いので、渇いている状態を保つことは木をより長持ちさせます。

 

参考図書などを見ていると、外は穢れがありこれを家に持ち込まないため、というような説明もあります。もちろん、履物を脱いで家にあがる習慣が始まった頃には、こういった考えも含まれていたのでしょうが、これが一番の理由というよりはもう少し生活の利便性から生まれて定着したのではないかなと私は思っています。

ちなみにミャンマーでは、寺院の中は屋外であっても敷地の中は全て裸足です。靴下も全て脱ぎます。これは、神聖な場所だからだそうです。

 

 

そして、三十三間堂や龍安寺、二条城などをご案内するときに一番気を揉むのが靴を脱ぐところです。私たち日本人は説明がなくてもどこまで靴で入っていいか自然と理解していますが、欧米の方には難しいようです。上り口の木の部分や簀の子に足をあげて靴を脱ごうとします。あまりガミガミ言いたくはないのですが、日本人はかなりの綺麗好き。土埃のついた靴や地面につけた靴下が、私たちの考える「室内」にあがるのを見ると無意識に顔をしかめます。こういった習慣の違いをしっかり理解してもらうのも、私たち通訳案内士の重要な役目の一つだと思っています。

 

寒さも少し和らいできた今日この頃。冬場は靴を脱ぐお寺にあがるのが億劫でしたが、そろそろご案内しやすい季節になってきました。もうすぐ桜の季節、待ち遠しい限り!

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